土はすべての生命に欠かせない存在
土は植物に栄養と水を与え、その植物の根を支えています。地球最大の水のろ過装置であり、最大の貯水タンクでもあります。
土の中に多様な生物を宿し、生態系の要も担っています。
まさに、地球上のすべての生命にとって、土はなくてはならない存在なのです。
さらに、土は植物よりも多くの炭素を蓄えることができるため、地球温暖化を抑制し、地球保全の役割も果たしています。
農地はあと60年でなくなってしまう
現在、世界の土壌の1/3が劣化しており、今この瞬間も続いています。
そのスピードは5秒でサッカーコート1面分にあたるともいわれ、このまま劣化が続くと、あと60年で現在のような農業もできなくなるとされています。
劣化によって、食料困難になることはもちろん、土壌がもたらしている様々な効果も失われてしまいます。つまり、地球と、地球上のすべての生命にとって危機的状況なのです。
次の世代のために、そして地球の未来のために、私たちが今できること。その答えは、土の中の物質[腐植]にありました。